渡辺 大会初の2度目Vに感謝「恩返しできて本当にうれしい」

[ 2015年11月8日 05:30 ]

古森大会会長(左)からチャンピオンブレザーを贈呈される渡辺(PGA提供)

男子ゴルフシニアツアー 富士フイルム・シニア選手権最終日

(11月7日 千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=7006ヤード、パー72)
 首位から出た渡辺司(58=セガサミーHD)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダーで今季初勝利、ツアー通算5勝目を飾った。同じく首位から出た昨年覇者の室田淳(60=サメジマコーポレーション)は70にとどまり2打差の2位。崎山武志(52=アビバHD)は通算2アンダーの14位に終わったため、室田が崎山に約85万円差をつけて賞金ランキングトップに立った。

 渡辺が一昨年の日本プロシニア以来2年ぶりの勝利を挙げた。初日から「主役(室田)のうっかり待ち」と話していたが、この日は11番で追いつくと13、15番のバーディーで抜け出した。優勝を確信したのは17番だった。「狙ったところにしっかり打てたティーショットと(4メートルを沈めた)バーディーパットがすべて。残り1ホールで3打差あれば主役が相手でも勝てると思った」。最終18番はパーで締め、08年の第1回以来、大会初となる複数回V。「今年は勝てそうな位置でプレーしていて勝てていなかったので良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。「姉ケ崎で研修生をやって、プロになって何年かいた千葉で勝てた。恩返しができて本当にうれしい」。自身の原点と言える千葉県での勝利を挙げ、感謝の言葉を述べた。

続きを表示

2015年11月8日のニュース