市原「パットがいい」長尺パターで2差2位、来年から使用禁止

[ 2015年11月8日 05:30 ]

11番、長尺パターでバーディーを決める市原

男子ゴルフツアー 平和PGM選手権第3日

(11月7日 千葉県印西市 総武カントリークラブ総武コース=7123ヤード、パー70)
 ツアーでは珍しい長尺パターを使う市原弘大(33=フリー)が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダー、202で2位につけた。最終日は2打差を追ってツアー初優勝に挑む。谷原秀人(36=国際スポーツ振興協会)がこの日ベストの66で、10アンダーまで伸ばし単独トップに立った。
【第3R成績】

 来年からアンカリング(パターを体に付けて打つ)が禁止となり、長尺パターを手放す選手が多い中、市原は長尺パターを武器に2位に浮上した。8番では12メートルのバーディーパットがカップのフチではねて入り、17番では10メートルを沈めてパーセーブ。「パットがいいですね。1日に2個も長いパットが入ってくれましたから」。笑顔がこぼれる。

 埼玉平成高では日本ジュニアに優勝し01年にプロ転向。パターイップスに悩み12年前から長尺派となった。13年途中に通常の長さのパターに替えたが「やはり結果が出ないので」、今年10月の日本オープンから長尺に戻した。今週のパターヘッドはもう10年以上使っている。プロ15年で最終日に最終組に入ったのは13年のつるやオープンの一度だけで、その時は17位に終わった。「優勝して、10年使ったパターにありがとうと言いたいです」と静かな闘志を燃やす。

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2015年11月8日のニュース