シンクロ井村監督 スペイン元女王復帰に危機感「負けたらあかん」

[ 2015年10月10日 16:46 ]

 シンクロナイズドスイミング世界最終予選(来年3月、ブラジル)の日本代表選考会が都内で行われ、井村雅代監督がスペインの元エース、エマ・メングアルが代表復帰することに危機感を見せた。母国の全盛期を支えた元女王は今夏の世界選手権で初採用となったミックスデュエットに出場。数年ぶりの表舞台で、元気な姿を見せた。だが、かつてメダル争いをしていたスペインはチームのテクニカル、フリールーティンとも5位。再浮上させるため満を持して代表に戻るという。

 ライバル勢の動向に、井村監督は「エマがどこまでカムバックするか。国を挙げて、彼女の人生を懸けてくる。それがオリンピックというのを日本選手は知らない。それに負けたらあかん」と声を上げた。そして、フィギュアスケートのジャパンオープンで1シーズンの休養を経て復帰した浅田真央ら日本が優勝した例を挙げ「浅田真央ちゃん勝ったじゃないですか。あれは彼女が凄いんじゃなくて、(他国の)負けた選手があかん。だらしない。(浅田が不在だった)この1年は何だったのというやつ。そうは私は日本の選手をさせたくない」と復活を目指すライバル撃破に自信を見せた。

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2015年10月10日のニュース