「NEXT4」19歳・石川 大車輪24得点「思い切りやった」

[ 2015年9月8日 22:23 ]

<日本・エジプト>第3セット、スパイクを決める石川

バレーボールW杯男子大会 ○日本3―2エジプト●

(9月8日 広島県立総合体育館)
 開幕戦でフルセット勝利を飾った全日本男子を引っ張ったのは19歳の石川(中大)だった。世界ランクでは格上のエジプト相手に第1セットからフル回転、スパイクはもちろんバックアタック、サービスエースにブロックとチーム最多の24点を稼ぎ出した。興奮冷めやらぬ試合後のインタビューで「思い切りプレーしようと思った。満足です。サービスエース2本決められてよかった。スパイクも前半から決まっていた」と充実の表情。9日の次戦は世界ランク5位の強豪米国戦だが「思い切りやって、全て勝つつもりでやっていきたい」と気を引き締めた。

 この日、石川に次いで14得点の主将・清水(パナソニック)も「石川選手の活躍のおかげ。全部素晴らしい、見習いたいところもある」と最大級の褒め言葉で称えた。歌手で夫人の中島美嘉も観戦に訪れたが、「ふがいなかったのでもう1回頑張ってやっていけたら」と次戦を見据えていた。

 白星スタートに南部監督は「少し硬さあったが、いい形で終われてあした(米国戦)につながった。石川の攻守にわたる活躍が勝利の原動力になった。(米国戦は)ミスが出ると苦しい、一戦必勝で戦いたい」と時代を担う石川を称賛し、序盤のヤマ場に気合を入れていた。

 次代を担う「NEXT4」の一角、石川の大車輪の活躍で初戦を飾った。この後も格上との戦いが続くが、この勝利を弾みにして上位進出を狙っていく。

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