松山 5打差6位に浮上!逆転Vへ「グリーンが硬ければ」

[ 2015年9月8日 05:30 ]

第3ラウンド、通算8アンダーで6位につけた松山英樹。14番のバンカーショット

USPGAツアードイツ銀行選手権第3日

(9月6日 米マサチューセッツ州ノートン・TPCボストン=7242ヤード、パー71)
 10位から出た松山英樹(23=LEXUS)は4バーディー、2ボギーの69をマークし、通算8アンダーの205で首位と5打差の6位に浮上した。前日に続き小技が好調で、久しぶりに上位で最終日を迎える。65のヘンリク・ステンソン(39=スウェーデン)が通算13アンダーで首位に立った。67で回ったリッキー・ファウラー(26=米国)が1打差の2位に続いた。

 グリーンが硬くなり多くの選手のスコアが伸び悩んだ難しいコンディション。松山は好感触というアプローチとパッティングを駆使して69に踏みとどまり「崩れずにアンダーパーで終われて良かった」と笑顔を見せた。

 出だしの1番で3・5メートルのバーディーチャンスも、惜しくも決められなかった。その後はなかなかチャンスにつけることができず、ようやくスコアが動いたのは9番。2メートルにつけてバーディーを奪うと、10番も5メートルを沈めてスコアを伸ばした。

 「思ってもいない球が出た」という後半はショットが乱れ、14番でティーショットを右ラフに打ち込むと、2打目もバンカーに落としてボギー。直後の15番で3メートルのパットを沈めて取り戻すも、16番パー3はボギーと一進一退の状況が続いた。それでも18番パー5は風が舞う中、残り219ヤードを5Iで手前6メートルに2オン。2日連続のイーグルこそ逃したが、バーディーで締め「良い我慢ができたと思う」と話した。

 上位陣も大きく伸びず、首位と5打差ながら6位に浮上。トップ10で最終日を迎えるのは5位で最終ラウンドに突入した6月のメモリアル・トーナメント以来で、久しぶりの優勝争いに熱が入る。「グリーンが硬ければ上も伸びないと思うのでチャンスはあるかな。午前中にしっかり追いついて、後半に勝負がかけられるようなゴルフができれば」と闘志を燃やしていた。

続きを表示

2015年9月8日のニュース