横綱・日馬富士が名古屋場所を休場…靭帯損傷、初日に右肘強打

[ 2015年7月13日 11:11 ]

初日の取組後、右ひじを押さえる日馬富士

 横綱・日馬富士(31)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が名古屋場所2日目の13日、日本相撲協会に「右肘外側側副靱帯損傷で約1カ月の安静加療を要する」との診断書を提出し、休場した。前日12日の初日の取組で、先場所後に手術した右肘を強打した。

 初日は苦しみながら白星発進。立ち合いから妙義龍を一気に押し込みながら呼び込んで後退。それでも反応よく左へ回り込み、上手投げで相手を裏返した。

 物言いがついたものの、軍配通り白星。「相手が飛んでいるのは見えた。(自分が先に)右肘から落ちてどうかなと思ったけど」。倒れ込む際に俵で右肘を強打し、顔をしかめた。

 5月末に遊離軟骨除去手術を受けた部位だが「大丈夫です。(他に)何て言えばいいのか分からないけど」と軽症を強調していた。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、日馬富士が同日朝「肘が腫れて動かない」と訴え、病院へ行ったという。親方は「自分の所へ来た時点で(出場は)駄目だなと思った。本人も休みたくないだろうが、早く治して次に備えてほしい」と話した

 日馬富士の休場は昨年秋場所以来5度目。今場所の幕内力士の休場は初。2日目の対戦が組まれていた栃ノ心は不戦勝。

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