白鵬　苦戦もしっかり白星スタート「我慢、辛抱辛抱」

宝富士（左）を寄り切りで破る白鵬

大相撲名古屋場所

（7月12日 愛知県体育館）
　３５度目の優勝を狙う白鵬は宝富士に苦戦しながらも白星発進した。

　差し手争いから相手に右上手を握られて半身となって１分以上が経過。だが「我慢。辛抱辛抱でゆっくりさばいた」と機を見て巧みに巻き替え、最後は左差し右上手の体勢で寄り切った。

　「いいスタートを切った」と手応えを口にすると、年に１度のモンゴル相撲の祭典「ナーダム」の結果が気になるようで足早に支度部屋を引き揚げた。