ジョコビッチ2連覇!2年連続決勝でフェデラー下す

[ 2015年7月13日 01:27 ]

2連覇を決め、雄叫びを上げるジョコビッチ(AP)

 テニスのウィンブルドン選手権最終日は12日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、昨年の決勝と同じ顔合わせとなった男子シングルス決勝は、世界ランキング1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)が、世界2位で第2シードのロジャー・フェデラー(33=スイス)を7―6、6―7、6―4、6―3で下し、2年連続3度目の優勝を飾った。

 両者の対戦は20勝20敗のタイとなった。ジョコビッチはこれでグランドスラム通算200勝目をマーク、優勝も9度目となった。優勝賞金は188万ポンド(約3億5800万円)。

 序盤から見応えたっぷりのラリーの応酬が展開。第1セットはフェデラーが、第6セットをまずブレークし4―2としたが、次のゲームをジョコビッチがすぐにブレークバック。そのまま6―6となり、タイブレークではジョコビッチが7―1と強さを見せつけた。

 第2セットはともにサービスゲームをキープした末、タイブレークに。11―10から最後はフェデラーがネットに出る勝負に出て、12―10で取った。

 第3セットは第3ゲームをジョコビッチがブレーク、3―2となったところで降雨のため中断した。再開後は、ともにサービスゲームをキープし、6―4でジョコビッチが取った。

 第4セットは、第5ゲームをジョコビッチがブレーク。さらに、5―3で迎えた第9ゲームもブレークし、勝負を決めた。

 ジョコビッチは全仏オープンの決勝でバブリンカ(スイス)に敗れ、グランドスラム全制覇はお預けに。「また準優勝という結果に耐えるのは難しい」と涙をこぼした。その約1カ月後、失意を乗り越え、指導を受けるベッカー氏(ドイツ)に並ぶ3度目のウィンブルドン制覇を果たした。

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