大山志保5差5位 メジャー初制覇ならず「悔しい気持ちでいっぱい」

[ 2015年7月13日 08:20 ]

 女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子オープン選手権は12日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、66をマークした20歳の田仁智(韓国)が通算8アンダーの272で初出場優勝を飾った。賞金は81万ドル(約9880万円)。

 4位から逆転を狙った大山志保は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの70と伸ばせず通算3アンダーで5位だった。梁熙英(韓国)が1打差の2位、ステーシー・ルイス(米国)と朴仁妃(韓国)が5アンダーの3位だった。

 葭葉ルミは70と伸ばせず通算イーブンパーの14位にとどまった。上原彩子は2オーバーの20位、鈴木愛は32位、菊地絵理香は35位。横峯さくらは7オーバーの47位、穴井詩は59位、森田遥は60位に終わった。

 ▼田仁智の話 初めての大会だったので全ての時間をしっかり楽しもうと思った。家族やコーチの支え、母国の声援があったから勝つことができた。素晴らしいコースで優勝できて本当にうれしい。

 ▼大山志保の話 悔しい気持ちでいっぱい。(前半終了時に)けっこうチャンスがあるな、と思って優勝を目指す気持ちに切り替えたけど、あの(12番の)ダブルボギーが…。でも充実した1週間だったし、手応えもすごく感じた。まだまだやれるなと思えるのが良かった。

 ▼葭葉ルミの話 アンダーパーで回れたら上位に食い込めると思っていたので悔しい。けっこうチャンスに付けられたのにパットが入ってくれなかった。でも4日間を通じては思っていた以上のプレーができた。

 ▼上原彩子の話 最後に距離のある18番でバーディー。ここで取れるんだとうれしかった。長いパットがうまく寄ってストレスのないラウンドだった。これからの試合がすごく楽しみになった。

 ▼鈴木愛の話 9番で2メートル半くらい(のパット)を外して、いらついてしまった。気持ちは切り替えられたけど、流れで3連続ボギー。気持ちが切れてしまった。やっぱり課題はパットだった。

 ▼菊地絵理香の話 3パットはなかったが、やっぱりパットが入らなかった。今週は大きい番手のクラブを使うことが多く、うまくなったかなと感じる。

 ▼横峯さくらの話 1番からティーショットを左に曲げてしまった。3日目に調整できたショットがまだ自分のものになっていなかった。悔しい。目標は5アンダー(65)で、今日こそはと思ったが、全く違う形になってしまった。

 ▼穴井詩の話 これだけ(3度)池に入れたら仕方ない。ティーショットが曲がるとどうにもならないのがメジャー。でも2日間はショットが安定していた。2日間できたから4日間もできるはず。来年またチャレンジしたい。

 ▼森田遥の話 18番のバーディーで、終わりよければ全てよし。普段戦っている下部ツアーとはレベルが違うとあらためて感じた。まだ自分はそのレベルに行っていないので、もっとショットを磨いていきたい。(共同)

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2015年7月13日のニュース