連覇のジョコビッチ、優勝賞金3億5800万円を獲得

[ 2015年7月13日 05:30 ]

連覇を果たしたジョコビッチ(AP)

ウィンブルドン選手権最終日

(7月12日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 男子シングルス決勝は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦し、7―6、6―7、6―4、6―3で、2年連続3度目の優勝を飾った。4大大会9勝目で優勝賞金188万ポンド(約3億5800万円)を獲得した。

 世界1位と2位の真っ向勝負はジョコビッチに凱歌が上がった。無理に攻めずにベースライン上にとどまり、時には下がって持ち前のコートカバー力と守備力を生かした。フェデラーのバックハンドを丁寧に突きながら、第1セットはタイブレークで競り勝って先行。第2セットは15分に及んだタイブレークの末に落としたが、中盤以降は今度はポジションを上げて“芝の王者”のネットプレーを封じた。

 ピンチが訪れるたびにコースを突いたサーブでしのぎ、全ての面で隙のないところを見せつけた。生涯グランドスラムを狙った1カ月前の全仏オープンは惜しくも決勝で敗れて「準優勝という結果に耐えるのは難しい」と表彰式で涙を見せたが、世界No・1の強さをあらためて示した大会連覇。史上7人目となる4大大会通算200勝目とともに、3度目のウィンブルドン制覇を飾った。

続きを表示

2015年7月13日のニュース