ヒンギス、13年ぶり4大大会V!2度の引退経て復活

[ 2015年7月13日 05:30 ]

女子ダブルスで優勝し、カップを手に笑顔のヒンギス(左)、ミルザ組(AP)

ウィンブルドン選手権第12日

(7月11日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 11日の女子ダブルス決勝はマルチナ・ヒンギス(スイス)サニア・ミルザ(インド)組が、エカテリーナ・マカロワ、エレーナ・ベスニナ組(ロシア)に逆転勝ちし、初優勝した。ヒンギスはダブルスで02年の全豪オープン以来13年ぶり10度目の4大大会制覇を果たした。

 まるで初優勝のように両手を突き上げて跳びはねて喜んだ。2度の引退を経験し、すでに殿堂入りを果たしている34歳。久々にダブルスに出場した昨年は1回戦負けを喫し、今年は頂点に舞い戻った。「ウィンブルドンでプレーできるだけでも幸せだった。期待以上の結果」とヒンギスは声を弾ませた。

 第1セットを5―7で落とし、第2セットはタイブレークで追いついた。第3セットは2―5と瀬戸際まで追いつめられたが、巧みなボレーと3月からペアを組むミルザの強打で5ゲームを連取。最後はヒンギスが老かいな時速100キロの超スローサーブで、相手のリターンミスを誘った。4大大会では1月の全豪オープンの混合ダブルス以来、ウィンブルドンのダブルスは実に17年ぶり3度目の戴冠。「これ以上のドラマチックな勝ち方はない」と元女王は喜びに浸った。

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2015年7月13日のニュース