オルドリッジ 新天地はスパーズ FA市場の目玉

[ 2015年7月5日 12:16 ]

トレイルブレイザーズのラマーカス・オルドリッジ(左)(AP)

 NBAのFA市場で目玉選手の1人となっていたトレイルブレイザーズのパワーフォワード、ラマーカス・オルドリッジ(29)は4日、自身の新天地としてスパーズを選択したことを公表。契約期間は4年で総額は規定限度額いっぱいの8000万ドル(約98億4000万円)以上になる見込み。交渉の席にはスパーズのグレグ・ポポビッチ監督(66)のほか、ティム・ダンカン(39)ら主力3選手も加わり、“チーム一丸”となって同選手の獲得に動いていた。

 オルドリッジはテキサス州ダラスの出身。テキサス大から06年ドラフトの全体2番目にブルズに指名され、直後にトレイルブレイザーズにトレードされた。211センチのフォワードでシュート力があり、昨季は自身最多の23・4得点をマークし、2季連続で得点とリバウンドの2部門で2ケタの数字を残していた。フリースローの成功率も84・5%と高く、FAとなった今オフは10チームが交渉を進めていた。

 一方、そのオルドリッジ獲りに失敗したレイカーズはペイサーズとの交渉に方向転換。残ってしまったFA資金を活用して、今季年俸1550万ドル(約19億1000万円)のセンター、ロイ・ヒバート(28)をトレードで獲得する可能性が大きくなってきた。

 またマーベリクスはレイカーズからFAとなっている台湾系初のNBA選手、ポイントガードのジェレミー・リン(26)との交渉に着手。すでにクリッパーズのセンター、ディアンドレ・ジョーダン(26)、トレイルブレイザーズのシューティングガード、ウェズリー・マシューズ(28)をFAで獲得したが、ポイントガードは人材難とあって今後の交渉が注目されている。

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2015年7月5日のニュース