土居・今村組、吉田・吉岡組がリオ五輪代表に決定

[ 2015年7月5日 01:10 ]

 セーリングの470級で男子の土居一斗(アビーム)今村公彦組(JR九州)と女子の吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)が4日、来年のリオデジャネイロ五輪の日本代表に決まった。日本連盟が選考大会に指定した2大会がデンマーク・オーフスでの欧州選手権で終了し、日本勢のトップが確定した。

 34歳の吉田は北京、ロンドン五輪に続き3度目の代表。土居と今村、吉岡は初の五輪出場となる。吉田、吉岡組は世界ランキング3位で五輪でのメダルの期待が懸かる。

 土居、今村組は最初の選考大会だった4月のプリンセス・ソフィア杯(スペイン)で6位。5位だった松永鉄也、吉田雄悟組(スリーボンド)を今大会で逆転して代表に決まった。吉田、吉岡組は同杯でのリードを守って逃げ切った。470級の日本は昨年9月の世界選手権で男女とも出場枠1を獲得した。

 ▼土居一斗の話 本当にうれしい。逆転が難しい状況だったので、上がっていけたのは良かった。今村さんに感謝。ここまできたら、リオでメダルを取りたい。

 ▼今村公彦の話 学生のときから五輪を目指していた。何と言ったらいいか言葉にならない。今回で駄目なら引退を考えていた。ただただうれしい。土居というパートナーを得て、ここまでこられて良かった。

 ▼吉田愛の話 すごくうれしい気持ちと現実を見ている自分の両方がある。(五輪)3回目でお姉さんとして(吉岡を)しっかりリードし、準備していかないといけない。これからの1年、一緒に成長していきたい。

 ▼吉岡美帆の話 序盤に得意な風が吹かず苦しんだが、勝負の分かれ目のようなところで自分たちのレースができた。リオに向けては、まだ上位選手との差があるため、苦手な部分を克服して万全の状態で臨みたい。(共同)

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2015年7月5日のニュース