遼ドライバー不調26位後退 4戦ぶり予選突破も不満顔

[ 2015年7月5日 05:30 ]

18番でティーショットを放つ石川

USPGAツアー グリーンブライア・クラシック第2日

(7月4日 米ウェストバージニア州ホワイトサルファー・スプリングズ オールド・ホワイトコース=7287ヤード、パー70)
 4位で出た石川遼(23=CASIO)は71と1つスコアを落とし、通算5アンダー、135で首位と4打差の26位に後退した。3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの内容で、予選通過は出場4試合ぶり。ジョナサン・ベガス(30=ベネズエラ)とスコット・ラングリー(25=米国)が通算9アンダーで首位に並んだ。

 石川は「単純にドライバーで5打損した。そういうラウンドだった」と唇をかんだ。右に曲がるティーショットを制御できなかった。6番は右に大きく曲げてOBとなりダブルボギー。12番もOBでボギーを叩いた。17番は右の池に打ち込んでスコアを落とした。

 「修正点はドライバーだけ。原因は分かっている」と言う。しかし体が開く悪癖を最後まで修正できなかった。今季、前週までのフェアウエーキープ率は54・05%でツアー185位。不振の元凶がもろに顔を出した。

 「アイアンは自信あった。2日間続けて良い感じで打てている」と振り返ったように大崩れしなかったのはアイアンが好調だから。1打目を右ラフに入れた4番は2打目で2・5メートルにつけてバーディー。18番パー3では8Iでピンをかすめるショットで観客席をどよめかせ、約80センチにつけてバーディーフィニッシュを決めた。

 4試合ぶりに予選を通過し首位と4打差に踏みとどまった。巻き返しは可能だけに「ティーショットをしっかりできれば(1日で)4アンダー、5アンダーを出せる」と力説。小雨が降る中、練習場で1Wを振り続けた。

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2015年7月5日のニュース