錦織、戦わずして4回戦進出 対戦相手のベッカー右肩負傷で棄権

[ 2015年5月28日 20:17 ]

男子シングルス2回戦でベルッシを下した錦織(AP)

 テニスの全仏オープン男子シングルス3回戦に進出した第5シードの錦織圭(25=日清食品)が対戦予定だった世界48位のベンジャミン・ベッカー(33=ドイツ)が28日、右肩を痛めて棄権したことが発表された。このため錦織は不戦勝で2年ぶりの4回戦進出が決定した。

 次戦では世界43位のルカシュ・ロソル(29=チェコ)と同74位のテイムラズ・ガバシビリ(30=ロシア)の勝者と準々決勝進出を懸けて対戦する。

 ベッカーは前日、フェルナンド・ベルダスコ(31=スペイン)とのフルセットの激闘を制し、四大大会では1月の全豪オープンに続く3回戦進出を果たしていた。

 錦織は2回戦後のインタビューでベッカーを「サーブがいい選手。クレーでは初対戦となるのでビデオを見て対策を考えたい」と評していたが、不戦勝によって労せずして3回戦突破。万全の構えで次戦を迎えられそうだ。

 

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