日本水連 競泳委員長に平井氏有力、北島ら指導 上野氏と交代

[ 2015年5月28日 07:28 ]

日本水連競泳委員長に就任が有力視される平井伯昌氏

 日本水泳連盟の上野広治競泳委員長(56)の後任に北島康介らを育てた平井伯昌ヘッドコーチ(HC、51)が就任することが27日、有力となった。

 平井氏は東京五輪までHCを務めることが決まっており、現場の指導を優先しながら同委員長を兼任する見通し。上野委員長は交代するが、引き続き強化担当常務理事として強化に残る。今後も競泳ニッポンの活躍を支えてきた両氏が中心となった体制が継続される。

 上野氏は当初、委員長職の交代案に「こっちは死に物狂いでやっている。簡単に言わないでほしい」などと反発。平井氏も同調して辞任の可能性を示した。しかし、この日、上野氏が鈴木大地会長らと会談し「(混乱が)起きない状況を提案した。執行部も耳を傾けてくれると思う」と態度を軟化。6月の役員改選に合わせた競泳委員長退任を正式に要請されたが「水連も前進していかなきゃいけないんで、古い体制から新しい体制に変えられると一番ありがたい」と受け入れる意向を示した。

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2015年5月28日のニュース