リオ五輪マラソン選考 ナショナルチームメンバー優位撤廃

[ 2015年5月28日 05:30 ]

 日本陸上競技連盟は都内で理事会を開き、16年リオデジャネイロ五輪の男女マラソン代表選考でナショナルチーム(NT)のメンバーの優位性を撤廃することを決めた。

 13年6月に発表したリオ五輪選考の方針では、NTメンバーを優先して選出する姿勢を打ち出していたが、マラソン実績のないNT外ランナーの予想外の激走にも対応できるよう変更。ただ、選考で優位性がなくなることで、00年シドニー五輪女子マラソン金メダリストで日本陸連理事の高橋尚子さん(43)は「(NT入りを)辞退する選手が出てきた場合の対策はどうするのか」などと危惧していた。NTは14年4月に発足し、医科学サポートを受けられる一方で、夏場の合宿参加が義務となる。今年度のメンバー発表は6月にずれ込む見通しだ。

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2015年5月28日のニュース