金メダリスト3人資格停止 薬物違反でロシア競歩陣

[ 2015年1月21日 10:03 ]

 2012年ロンドン五輪の陸上男子50キロ競歩を制したセルゲイ・キルジャプキン、08年北京五輪の20キロ競歩で優勝した男子のワレリー・ボルチンと女子のオリガ・カニスキナのロシアの五輪金メダリスト3人を含む計5人のトップ選手が20日、血液データを蓄積した「生体パスポート」で異常値を示し、資格停止処分を受けた。ロシアの反ドーピング機関が明らかにした。

 ロシアは組織的なドーピング疑惑がドイツ公共放送で報じられ、世界反ドーピング機関(WADA)や国際陸連が調査に乗り出している。

 AP通信によると、カニスキナ(引退)とキルジャプキンは3年2カ月間の資格停止。ボルチンは2度目の違反のため8年間。それぞれ獲得した五輪のメダルは剥奪されないが、ロシアのムトコ・スポーツ相は「反ドーピング政策に逆行しており、振る舞いを正すよう要請している」と批判した。(共同)

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2015年1月21日のニュース