白鵬、大鵬超え873勝&8度目年間最多勝も“ダメ押し”注意

[ 2014年11月17日 05:30 ]

土俵から落ちた勢いで照ノ富士(右)を押す白鵬

大相撲九州場所8日目

(11月16日 福岡国際センター)
 横綱・白鵬は照ノ富士を圧倒して1敗を守った。立ち合いで受け止めると、いなしで崩してからもろ差しで寄り切った。通算873勝は大鵬を抜いて歴代単独7位。今年74勝目で8年連続8回目の年間最多勝を決めたが、これは北の湖の7回を抜いて歴代単独トップとなった。「年6場所のうち、2~3場所いいのはある。でも1年間を通していいのは難しい。それが8年間。胸を張っていいかな」と自賛した。横綱としての出場回数は653回で、北の湖に並び歴代トップとなった。

 記録に彩られた勝利だが、それにふさわしくない“ダメ押し”があった。寄り切った勢いで土俵下に降りた際、照ノ富士の背中を突き飛ばした。審判部は17日午前に協議し、支度部屋に「ダメ押し禁止」の張り紙を出すなど注意を促す構え。最後にケチがついた格好となった。

 ▽通算873勝 白鵬が記録。大鵬を抜き単独史上7位で、現役3位。史上1位は魁皇の1047勝。現役1位は史上5位でもある旭天鵬の902勝。

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2014年11月17日のニュース