トヨタ自動車が奪冠!長崎、上野討ち弾「うれしい」MVP

[ 2014年11月17日 05:30 ]

<トヨタ自動車・ルネサス高崎>2年ぶりの優勝を決め、福田監督を胴上げするトヨタ自動車ナイン

日本女子ソフトボールリーグ

(11月16日)
 決勝トーナメント最終日がわかさスタジアム京都で行われ、4年連続で同じ顔合わせとなった決勝はトヨタ自動車がルネサスエレクトロニクス高崎を3―1で下し、2年ぶり8度目の優勝を達成した。決勝トーナメントの最優秀選手には決勝で先制2ランを放ったトヨタ自動車の長崎望未外野手(22)が選ばれた。来季からビックカメラに移管するルネサスエレクトロニクス高崎は有終の美を飾ることができなかった。

 “定位置”を奪回した。宿敵ルネサスとの最後の戦い。4連覇を逃した昨年のリベンジを果たすと、マウンドのアボットめがけて赤いユニホームが次々と飛びかかった。福田監督は「いるべきポジションを取り戻せて良かった。選手が練習の成果、気持ちの強さを出してくれた」と誇らしげだった。

 1メートル60の小さな主砲・長崎に大きな一発が飛び出した。初回1死三塁から上野の初球チェンジアップを完璧に捉える右越え先制2ラン。「どこかでチェンジアップが来ると思い、初球から狙っていた。いいところで打てて良かった」。日本代表でも8月の世界選手権優勝に貢献した左打者は決勝トーナメントのMVPにも選ばれ「びっくりです」と笑顔がはじけた。

 アボットも要所を締めて1失点完投。「一球一球丁寧に投げた。幸運もあった」と息をついた。

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2014年11月17日のニュース