フェデラー、背中の故障で決勝棄権 ジョコビッチが3連覇

[ 2014年11月17日 03:05 ]

観客に決勝を棄権することを報告し、謝罪するフェデラー(AP)

 男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナル第8日は16日、ロンドンのO2アリーナでシングルス決勝が行われる予定だったが、世界ランキング2位のロジャー・フェデラー(33=スイス)が背中の故障のために棄権。ノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)の3年連続4回目の優勝が決まった。

 フェデラーはダブルス決勝終了後に会場に姿を見せると、自らマイクを持って背中の故障のため、決勝を棄権することを報告。スタニスラス・ワウリンカとの準決勝で痛め、痛み止めの薬を飲むなどしたが、痛みは治まらず、「自分の年齢とこれからのキャリアを考えると、こういう(棄権という)決断をせざるをえなかった」と説明した。2人の対決を心待ちにしていた観客に謝罪し「来年必ず戻ってくる。ファンや関係者には棄権したことを理解してもらえると信じている」と話した。

 一方、戦わずして優勝が決まったジョコビッチはフェデラーについて「一番のライバル。100%できるのであれば出ていたと思う。回復してデ杯に向けて準備してほしい」とエールを送り、ファンには「残念。申し訳ありません」と謝罪。決勝に替わるエキシビション・マッチの相手となったアンディ・マリー(英国)には「この試合を受けてくれてありがとう」と感謝した。

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