プルシェンコ 羽生強行出場に疑問符も「ユヅルはプロ」と称賛

[ 2014年11月11日 08:17 ]

今年2月、ソチ五輪の公開練習で、プルシェンコの前で演技する羽生

 フィギュアスケート男子のトリノ五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ(32)が10日、写真共有アプリ「インスタグラム」で、8日のGPシリーズ第3戦・中国杯のフリー直前の6分間練習で頭部、顎などを負傷しながらフリーを滑りきった羽生結弦(ゆづる、19=ANA)について言及した。

 プルシェンコは笑顔で羽生とポーズを決めるツーショット写真とともに、ロシア語と英語でメッセージを投稿。自らも数々の故障と闘いながら栄光を勝ち取ってきたこともあり、「個人的な意見としては、GPシリーズという大きくない大会で健康を損ねる危険を冒す必要はないと思う」と強行出場という選択には疑問を投げかけた。それでも羽生については「ユヅルはプロフェッショナル」と称賛の言葉を贈った。

 羽生にとってプルシェンコは憧れの存在。羽生が初めて五輪を意識したのは、プルシェンコとアレクセイ・ヤグディン(34)が死闘を演じた02年のソルトレークシティー五輪だった。今年2月のソチ五輪で羽生が金メダルを獲得した直後には、プルシェンコがツイッターで「彼は天才だ」と祝福していた。

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2014年11月11日のニュース