羽生「このまま僕、スケート終わるのか」競技人生断念が頭よぎる

[ 2014年11月11日 12:20 ]

 今月8日に行われたフィギュアスケートGPシリーズ第3戦・中国杯(上海)で頭部などを負傷したソチ五輪金メダリストの羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が試合後、会場を後にする前「『このまま僕、スケート終わるのか…』と思いながら天井を見てたんですけど」と中国選手との正面衝突後、競技人生断念が頭をよぎったと語っていたことが11日、分かった。

 この日オンエアされたテレビ朝日「グッド!モーニング」(月~金曜前4・55)で、スポーツキャスター・松岡修造氏(47)の質問に答えたもの。

 悲劇が起きたのは8日、男子フリー直前の6分間練習だった。かなりスピードが出た状態で、羽生と閻涵(エン・カン、18=中国)が正面衝突。羽生は頭と顎から流血し、リンクに仰向けになるなど、しばらく動けなかった。立ち上がっても足元がおぼつかなかったが、止血後にフリーを滑りきって2位に入った。

 車いすに乗って現れた羽生は「やめる(棄権する)選択肢はなかったんですか?」の質問に「いや考えました。6分間(練習が)終わった後に『こんなんで終わるんだ』と思って。『このまま僕、スケート終わるのか』と思いながら天井を見てたんですけど」と苦笑いしながら語った。

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2014年11月11日のニュース