女王オムロン 4連覇へ大勝発進!新司令塔・稲葉7ゴール

[ 2014年10月26日 05:30 ]

<オムロン・飛騨高山ブラックブルズ岐阜>後半、ゴールを決めるオムロン・稲葉由衣

ハンドボール日本リーグ

 各地で開幕し、男女7試合が行われた。女子の強豪オムロンは地元熊本の山鹿市総合体育館で昨季7チーム中6位だった飛騨高山と対戦。29―12で圧勝し、2度目の4連覇へ向け、好発進した。男子は3連覇中の大同特殊鋼が25―28で豊田合成に敗れる波乱の幕開けとなった。

 3連覇中の女王オムロンが攻守で圧倒した。開始早々、サウスポーの藤井主将がシュートを決めて先制。直後に逆転を許したが、それも一瞬。新司令塔・稲葉のジャンプシュートで同点に追いつくと、そこからは一方的な展開となった。

 試合後、藤井は「鼻声ですみません」と苦笑いしながら「全勝優勝が目標。エースとしてキャプテンとして盛り上げていきたい」と地元の熱い声援に応えた。

 今季から司令塔が交代した。大役に指名された稲葉は「プレッシャーはありますが、やりがいがある。ゲームメークばかりではなく、得点にも絡みたい」と前を向く。

 この日はチーム最多の7得点を挙げ、納得顔かと思いきや、意外にも自己採点は「50点」と辛め。黄慶泳(ファン・キョンヨン)ヘッドコーチも「相手の弱点をいかに早く感じ、ゲームに生かせるか。連覇の鍵は稲葉。能力はあるんだから」と期待した。4連覇へ。アジア大会で銀メダルを獲得した日本代表を5人を抱える女王に慢心など全くない。

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