アルペン湯浅ら五輪代表 モーグル上村は5大会、伊藤は3大会連続

[ 2014年1月20日 16:33 ]

 全日本スキー連盟は20日、ソチ冬季五輪代表として、フリースタイル女子モーグルで34歳の上村愛子や26歳の伊藤みき(ともに北野建設)を発表した。上村は1998年長野五輪モーグル優勝の里谷多英、スピードスケートの岡崎朋美と並んで冬季五輪の日本女子最多の5大会連続出場となる。伊藤は3大会連続で選ばれた。

 アルペン男子回転はエースで30歳の湯浅直樹(スポーツアルペンク)が7位入賞した2006年トリノ五輪以来2大会ぶりの代表入り。ただ右足首の骨折が判明し、出場は微妙となった。ワールドカップ(W杯)で2位が3度ある32歳の佐々木明(ICI石井スポーツ)は4大会連続で選出された。女子は同連盟の派遣基準を満たす選手がおらず、前回バンクーバー五輪に続いて派遣が見送られた。

 モーグルの女子は前回4位の上村、昨季世界選手権2位で右膝の負傷から復帰を目指す伊藤に加えて、2大会連続となる村田愛里咲(行学学園教)と、最後の選考大会だった19日のW杯で3位になって派遣基準を満たした星野純子(リステル)が入った。

 男子は今季のW杯第1戦で3位に入った遠藤尚(忍建設)、第2戦で6位となった西伸幸(白馬ク)が代表となった。新種目スロープスタイルには女子の高尾千穂(尾瀬ク)が派遣される。

 モーグルは女子が2月8日、男子は10日に決勝が行われ、スロープスタイルは11日に女子のメダルが決まる。アルペン男子回転は大会終盤の22日に実施される。

 ▼上村愛子の話 五輪で頼もしい仲間たちと一緒に戦えることを幸せに感じている。これまで越えてきたすべての時間に自信を持って最高の滑りができるよう頑張る。

 ▼伊藤みきの話 右膝十字靱帯損傷で多くの皆様にご心配をおかけしました。目標を変えずに進むことを支えてくれているすべての方に感謝し、最高の舞台で最高の滑りをしたい。

 ▼高尾千穂の話 新種目であるスキー、スロープスタイルに出場できることをうれしく思う。スロープスタイルの魅力を伝えられるよう、自分のベストを尽くす。

 ▼西伸幸の話 ソチ五輪は自分のやるべきことをしっかりやりたい。日本人としての誇りを持ち、日本の皆さんに勇気を与えることができれば。

 ▼遠藤尚の話 2度目となるソチ五輪では自分の滑りをしたい。五輪に向けて良い準備ができたと思う。金メダルを狙って頑張ります。

 ▼星野純子の話 五輪という夢の舞台で、気負わず思い切った滑りをしたい。感謝の気持ちを忘れずに臨みたい。

 ▼村田愛里咲の話 前回よりも磨いたターンと難易度を上げたエアで自己ベストを出したい。4年間やってきたことを信じて頂点を目指し、勝つ気持ちで挑む。

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2014年1月20日のニュース