錦織入念“仮想ナダル”相手にじっくり対策

[ 2014年1月20日 05:30 ]

4回戦のナダル戦へ向けて練習した錦織

全豪オープンテニス第7日

(1月19日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 男子シングルス第16シードの錦織圭(24=日清食品)は20日の4回戦で第1シードのラファエル・ナダル(27=スペイン)に挑む。19日は会場内で“仮想ナダル”の左利きのパートナーを相手に約1時間の練習を行った。女子シングルス4回戦では第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(32)が第14シードのアナ・イバノビッチ(26)に6―4、3―6、3―6で敗れる波乱があった。

 大一番を控えた錦織は今大会初めてパートナーを伴って練習場に現れた。相手を務めたのは1メートル87、84キロの左利きで世界ランキング229位のオーストラリア人、ジョン・パトリック・スミス。1メートル85、85キロのナダルとほぼ似た体格の持ち主を探し出してきた。

 錦織はスミスをナダルに見立ててリターンなどを確認。過去5戦5敗のナダル対策を入念に行った。今季からコーチ陣に加わった元世界2位のマイケル・チャン氏は「全て準備は整った」と仕上がりに太鼓判を押した。

 2年ぶりのベスト8が懸かる勝負の一戦は、約1万5000人収容のロッド・レーバー・アリーナで行われる。2年前の準々決勝マレー戦、昨年の4回戦フェレール戦に続いて3年連続のセンターコート登場だ。

 また急きょNHK総合で放送(午後2時5分~)されることも決定。国内外で注目度は上がっている。

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2014年1月20日のニュース