遼 2年目はシード権放さない「あそこにはもう戻りたくない」

[ 2014年1月2日 05:30 ]

米参戦2年目となる石川は来季シード権確保に燃える

 米国に主戦場を移して2年目となる石川遼(22=CASIO)は今年の目標に「マスターズまでに来季のシード権を確保することと毎試合予選通過すること」を挙げた。

 昨年から米ツアーに本格参戦した。しかし、シーズン前半は腰痛が悪化するなどケガに悩まされ、思うような結果を残せなかった。下部ツアーとの入れ替え戦も経験し、「あそこにはもう戻りたくない」というほどのプレッシャーに襲われた。だからこそシード確保への思いは強い。フェデックスポイントで450点前後がシード権獲得の目安となるだけに「なるべく早くこのポイントを超えたい」と力を込めた。

 シード確定とともに米ツアー初優勝も視界に入れる。昨年7月に米ツアーでは82年ぶりに10代で優勝を記録した米国の新星ジョーダン・スピース(20)を例に挙げ「1勝してから急激に伸びた。自分が今度は一つの例になりたい」と青写真を描く。今季第2戦となった昨年10月のシュライナーズホスピタル・オープンで米ツアー自己最高タイの2位に入り「やれたという感覚があった」と石川。苦しんだ末に手応えも得た。今年は確かな成長の証を刻む。

 

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2014年1月2日のニュース