稀勢「納得できる場所に」 2度目綱獲りへ稽古始め

[ 2014年1月2日 16:39 ]

稽古始めで基本動作をこなす稀勢の里

 大相撲初場所(12日初日・両国国技館)で2度目の綱とりに挑む大関稀勢の里が2日、東京都墨田区の田子ノ浦部屋で稽古始めを行った。相撲は取らず、四股やすり足、てっぽうをこなし「基本をしっかりとね。充実して納得できる場所にできれば、横綱(昇進)はついてくる」と力強い口調で話した。

 年末年始で唯一の休みだった1日は部屋の新年会などがあり、初詣に行かなかった。「初夢も見てない。何でか分からないけど、ことしはあまり(正月を)感じないかな」と語った。

 2014年のテーマを問われると「ないね。そういう(言葉に出す)タイプでもないし」と思いを胸に秘めた。昨年名古屋場所では、初の綱とりに失敗しており「いかに去年のいろいろなことを生かせるか。それ以外は考えていない」と言い切った。

 13勝以上の優勝が昇進への第一条件となる。4日から4日間参加する二所ノ関一門の連合稽古に「他の部屋の関取衆がいっぱいいる。しっかりとエンジンをかけていく」と意気込んだ。

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2014年1月2日のニュース