高橋大輔 戦友・小塚の思いも ラスト舞台「ガムシャラに」

[ 2014年1月2日 05:30 ]

戦友・小塚(左)の思いを背負って五輪へ臨む高橋

ソチ五輪特集 フィギュアスケート

 戦友の思いを背負って最後の夢舞台に立つ。フィギュアスケート男子の高橋大輔(27=関大大学院)は、右膝下の故障を抱えていた昨年末の全日本選手権で5位。3位に入った小塚崇彦(24=トヨタ自動車)と3枠目を争ったが、今季の世界ランクなどを考慮され高橋が代表に入った。

 「複雑な気持ちはあった。お互い(五輪に)行きたい気持ちは一緒の中、選んでもらえた。崇彦の思いを受け止めて五輪を目指すことが使命だと思う」と気合を入れた。

 今季フリー「ビートルズ・メドレー」は「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」で終わる。タイトル通り、長く曲がりくねったソチ・ロードだった。10年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得、11年世界選手権で5位に終わりソチ五輪までの現役続行を決断。12年ファイナルは日本男子として初制覇したが、今季はNHK杯を制した後、右脛骨(けいこつ)骨挫傷でファイナル欠場、全日本選手権で地獄を見た。何とかたどり着いた最後の夢舞台。「ガムシャラに自分に厳しくやっていく」。鋭い眼光で見据えるのは、表彰台の真ん中だ。

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2014年1月2日のニュース