日大ベンジャミン12人抜き!2区で13位→1位

[ 2013年1月3日 06:00 ]

タスキをつなぐ日大・ベンジャミン(後方右)と東洋大・設楽啓(後方左)

第89回箱根駅伝

(1月2日 東京・大手町~箱根・芦ノ湖、往路5区間108キロ)
 日大のケニア人留学生、ベンジャミン(4年)が2区で激走しチームを一時トップに押し上げた。タスキを受けた時点では13位でトップの東洋大から1分42秒差。序盤から全力で飛ばし、中継点手前400メートルで東洋大をかわしトップに立った。

 「13位だったけれどトップまで行けると思った。風が強かったが最後まで諦めなかったのがよかった。うれしいです」。昨年はまさかの予選会敗退。今年は予選会1位の57分47秒で本戦出場の原動力となった。2年ぶりの2区だったが「コースは分かっていたので自分のペースで走れた」と1度走った経験を生かし1時間8分46秒で区間賞を獲得。鈴木監督は「一段とたくましくなった。今年は小川コーチが練習で管理してくれて良くなった」と目を細めた。「将来は五輪に出たいですね」と大きな目標を掲げていた。

続きを表示

2013年1月3日のニュース