３７歳室伏「力出し尽くす」　手を振り笑顔で英国入り

　ロンドン五輪で２大会ぶりの金メダルを狙う陸上男子ハンマー投げの３７歳、室伏広治（ミズノ）が２０日、練習拠点の米国からロンドン入りした。ヒースロー空港の到着ロビーに笑顔で手を振って現れ「いよいよ試合が迫ってきた。力を出し尽くしたい」と抱負を語った。

　６月の日本選手権で１８連覇を達成後は「気候もよく、順調に練習できた」という。時差調整のための早めの現地入りで、五輪の競技場と同じサークルがあるロンドンの北約１５０キロのラフバラ大で数日練習してから選手村に入る。開会式には参加しない意向を示した。

　五輪中に行われる国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）選手委員選挙に立候補しており「休み時間などに、できる範囲で選手に話したい」という。

　男子ハンマー投げは８月３日に予選、５日に決勝がある。