復帰小笠原にマリリンの壁!無念ギブアップ

[ 2012年2月14日 06:00 ]

第1エンド、味方に指示を出すロコ・ソラーレ北見・本橋。後方はストーンの行方を見つめる北海道銀行・船山(左)と小笠原

 カーリング日本選手権第5日は13日、青森市スポーツ会館で行われ、トリノ五輪女子代表で今季から現役復帰を果たした小笠原(旧姓小野寺)歩(33)率いる北海道銀行は1次リーグのタイブレークを制したものの、プレーオフ初戦で本橋麻里(25)のLS北見に4―7で敗れ、3位決定戦に回った。全勝で1次Lを突破した中部電力はチーム青森を5―3で下し、決勝進出。最終日の決勝はチーム青森とLS北見の勝者が中部電力と対戦する。

 北海道銀行は3点差を追う最終エンドもLS北見のスキップで元チームメートの本橋にストーンをはじかれ、ギブアップ。小笠原=写真=は「結果は悔しいけど、これが今の実力」と涙をこらえた。結婚、出産を経て10年に現役復帰を表明。本格的に始動した今季は北海道選手権でLS北見を撃破するなど能力の高さを見せたが「試合の緊張感とかに慣れるのに時間がかかった。でも、こういう悔しい思いをして強くなっていくんだと思う」と来季以降に気持ちを切り替えた。

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2012年2月14日のニュース