境川親方「突然のことでびっくりしている」

病院に駆けつけた境川親方

田子ノ浦親方死去

　急死した田子ノ浦親方が搬送された墨田区内の病院には出羽海一門の親方衆らが続々と駆けつけた。

　理事である出羽海親方（元関脇・鷲羽山）、玉ノ井親方（元大関・栃東）らは神妙な表情で病院に到着。日大の先輩である境川親方（元小結・両国）は「突然のことでびっくりしている。以前、心臓で倒れているがそのせいもあったのではないか」と残念そうに話した。

　▼春日野親方（元関脇・栃乃和歌）病院で（田子ノ浦親方を）見た時はきれいな顔だった。まだ温かかった。死因は分からないが部屋で転んだというのを聞いている。心臓で入院していたこともあるから転んで血が出たのでは。（同じ和歌山県出身で）中学のころから弟みたいな存在だったからショックだ。

　▼北の湖理事長（元横綱）　あの若さで急な不幸だけに、大変なショックを受けている。５０年に１人の逸材として期待され、三役には上がれなかったが、迫力のある相撲を取っていた。新弟子勧誘は熱心で、弟子の育成にも一生懸命努力していた。