小林に花道を…距離で奮闘、前回王者の意地見せた

[ 2011年3月5日 09:48 ]

 ノルディックスキーの世界選手権第10日は4日、オスロで行われ、複合の団体ラージヒルで日本は5位に終わった。今季限りでの現役引退を表明した小林範仁(東京美装)を中心に、後半距離の奮闘で前回王者の意地は見せた。だが前半飛躍の出遅れは挽回できず、表彰台にも立てなかった。

 飛躍で湊祐介(東京美装)と小林がK点を下回り、メダルは遠のいた。それでも小林に「花道を飾らせよう」(加藤大平=サッポロノルディックク)と残る3人が奮起。渡部暁斗(早大)が飛ばし、加藤が続く。湊は6位に順位を上げ、米国と7秒2差で小林へつないだ。

 最後は28歳のムードメーカーが締めた。「みんなが5位を狙えるところまで詰めてくれた。おいしいところは僕が」と切れ味のあるスパートで、米国の元世界王者、ロドウィックを振り切った。(共同)

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2011年3月5日のニュース