試合の流れ熟知!王者の風格見せつけたフェデラー

[ 2010年1月23日 18:04 ]

全豪オープン男子シングルス3回戦でサーブを打つロジャー・フェデラー

 【全豪オープン第6】テニスの4大大会で男子歴代最多の15勝を誇るフェデラーにとって、3回戦は通過点にすぎない。モンタニェスを難なく退け「サーブで試合を支配できた。不確かだけど、彼にブレークポイントはなかったんじゃない」。その記憶通り、付け入るすきを与えなかった。

 試合の流れを決めるポイントを熟知している。第1セットの第9ゲームで集中力を高めた。3本のサービスエースでこのゲームを奪い、第1セットを先取。出だしでハードパンチを浴びせて相手から戦意を奪う、王者の戦い方だ。
 2004年の全仏オープンで3回戦で敗退したのを最後に、すべての4大大会で準決勝以上に進んでいる。ライバルのナダル(スペイン)は常に力でねじ伏せるテニスだが、フェデラーは多彩なショットを武器に相手の弱点を突くスタイル。だから取りこぼしも少ない。
 フェデラーは「決勝に進むのに、ましてや優勝をするのに簡単な道はない」と語った。16度目の優勝に向け、油断はない。(共同)

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2010年1月23日のニュース