朝青龍２５回目の優勝！歴代３位に「ブロンズメダルだね」

　大相撲の横綱朝青龍（２９）＝本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋＝が２３日、東京都墨田区の両国国技館で行われた初場所１４日目に大関日馬富士を下して１３勝１敗とし、２場所ぶり２５度目の優勝を決めた。優勝２５回は北の湖を抜き、３２回の大鵬、３１回の千代の富士に次いで単独史上３位となる。

　１３日目を終えて朝青龍は横綱白鵬らの後続に２差をつけており、１４日目の白星で千秋楽を待たずに優勝を決めた。
　２連覇を逃した横綱白鵬は大関琴欧洲を上手投げで退け、連敗を２で止め１１勝目を挙げた。琴欧洲は３連敗で８勝６敗。大関魁皇は稀勢の里を右上手投げで仕留め、勝ち越しを決めた。関脇把瑠都は垣添を大逆手で下し、１１勝目。琴奨菊と鶴竜の両小結は負け越した。
　十両は臥牙丸が３敗で単独トップに立った。

　▼朝青龍の話　（単独史上３位の優勝２５回に）ブロンズメダルだね。今場所は自信があったわけじゃないが、体は動いていた。こういう最高の喜びにつながったことはうれしい。でも千秋楽（の白鵬戦）はずっと負けてる。勝ちたい一心だ。

　◆朝青龍　明徳（あさしょうりゅう・あきのり＝本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ）西横綱、モンゴル・ウランバートル出身、高砂部屋。高知・明徳義塾高へ相撲留学し、９９年初場所初土俵。０３年初場所後に横綱昇進。優勝２５回、殊勲賞３回、敢闘賞３回。得意は突き、押し、左四つ、寄り、上手投げ。１メートル８４、１５４キロ。２９歳。