五輪落選の湯本V!葛西2位、伊東3位、栃本4位…

[ 2010年1月23日 14:53 ]

バンクーバー五輪代表漏れの湯本史寿(左から2人目)が優勝、さえない表情の2位・葛西紀明(左端)、(中央から右へ)3位・伊東大貴、4位・栃本翔平、5位・岡部孝信

 スキーのTVh杯ジャンプ大会は23日、札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートル)で行われ、バンクーバー冬季五輪代表から漏れた湯本史寿(東京美装)が132・5メートル、130・5メートルの好飛躍をそろえ、271・4点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 五輪代表メンバーは、葛西紀明(土屋ホーム)が257・0点の2位で、1回目に最長不倒の134メートルをマークした伊東大貴(雪印)が3位。栃本翔平(雪印)が4位、岡部孝信(雪印)が5位、竹内択(北野建設)は9位だった。
 女子は渡瀬あゆみ(神戸クリニック)が247・1点で初優勝した。

 ≪気持ちよさそうに笑えた湯本≫湯本がバンクーバー五輪組を抑えて表彰台の中央に立ち、気持ちよさそうに笑った。代表落ちが決まった後の勝利を「遅かったですね」とおどける余裕もあった。
 1回目はヒルサイズに迫り、葛西や伊東が飛距離を伸ばせなかった2回目も1人だけ130メートルを上回った。「自信を持って飛べた。1回目よりも2回目の方がいいジャンプができた」と納得顔だった。今季はW杯開幕から苦戦を続けてきただけに大きな勝利となりそうだ。「これで吹っ切れて、試合に臨める」と晴れやかな表情を浮かべた。

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2010年1月23日のニュース