久保谷“お酒&お泊り効果”で単独トップ

[ 2009年10月11日 06:00 ]

17番、アプローチショットを放つ久保谷健一

 男子ゴルフツアーのキヤノン・オープン第2日は10日、神奈川県横浜市の戸塚カントリー倶楽部西コース(7167ヤード、パー72)で行われ、1打差の2位からスタートした久保谷健一(37=フリー)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算11アンダーまで伸ばして7年ぶりのツアー優勝へ単独トップに立った。2打差でハン・リー(32=米国)が追い、さらに1打差で初日トップの池田勇太(23=フリー)ら7人が続いている。

【第2R成績


 若手の池田らを抑え単独トップに立った久保谷は「きょうは貯金を守るつもりが、前半で伸ばせた。でも後半はミスもあって、もう1つか2つは…」と淡々と語る。37歳でツアー4勝、4年連続シード権を保っている。今季は賞金ランク13位、平均ストローク12位、平均パット14位、バーディー率14位と似た数字が並ぶように万能型、地味なタイプの選手に入る。
 ところが酒の方は「昨年は毎日飲みました」とツアーでもトップクラス。初日2位で注目された全英オープンの時も焼酎7本を持ち込み朝4時まで飲んだとか。大会コースは自宅から30分と近いが「自宅では緊張感がなくなる」と横浜市中区のホテルから通う。初日の夜は「12時で切り上げました」と胸を張り、7年ぶりの優勝を懸けて挑む最終日前夜の予定についても「お酒は生活のルーティン、変えません。でも少し早く切り上げます」と笑わせた。
 3打差までに9人。最終日は1人で追い上げを受ける立場になるが「ぶっちぎりが理想でも、僕は一ホール一ホール積み重ねるだけ」と地味な抱負を口にした。

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2009年10月11日のニュース