遼くん「最高の経験」最強ペア相手に驚異の粘り

[ 2009年10月11日 15:03 ]

 フォアサムでは快勝した石川だが、再びヤンと組んだ午後のフォアボールでは、ウッズ組の壁にまたもはね返された。

 ウッズ組はこの大会全勝の最強チーム。この日の午後はウッズがショットに精彩を欠いたが、相棒のストリッカーが絶好調。5番から4連続バーディーを奪うなどストリッカーの独り舞台で米国選抜が前半で4アップと大きくリードした。
 ヤンのショットが乱れた世界選抜だが、その分石川が奮闘した。3番で“先制”された直後の4番でバーディーを奪い、返す場面もあった。
 12番で6アップとされた後も驚異的な粘りを見せた。ドーミーホールの13番ではヤンが6メートルを沈めてバーディーを奪い、戦いは次のホールへ。14番では石川が1・2メートルにつけてバーディー、続く15番でも石川が11メートルを沈め、可能性をつなげた。
 最後は16番でウッズがバーディーを決めて決着したが、石川は「粘り強くできたのは最高の経験」と笑顔。ウッズも「リョウのプレーは僕の18歳のころよりもずっと完成されている」と若き才能を絶賛した。
 個人戦で行われる最終日のマッチプレーで石川は再びペリーと対戦。「しっかりとポイントをとれるよう頑張りたい」と気合を入れた。(共同)

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2009年10月11日のニュース