山本聖子が国内復帰戦飾る 全日本選手権出場を確実に

[ 2009年10月11日 17:05 ]

 レスリング女子で世界選手権4度優勝の実績を持つ山本聖子(クレイジービー)が11日、静岡・稲取高で行われた全日本女子オープン選手権63キロ級で優勝し、12月の全日本選手権出場を確実とした。

 山本は2006年に現役を退いて結婚し翌年に出産。ことし復帰し8月の国際大会は59キロ級で優勝していた。国内では今大会が復帰戦だった。初の63キロ級で2試合を戦ったこの日は1回戦でピリオドを落とすなど防御に不安を残したが、力強く攻め返した。
 12年ロンドン五輪を目指すという29歳の山本は、長男の匠瑛くんが見守る大会を制し「勝ったのはうれしい」と安堵の笑顔。五輪女王の伊調馨(綜合警備保障)や世界選手権覇者の西牧未央(中京女大)らが出る全日本選手権に向け「力を出し切りたい」と挑戦者の立場を強調した。

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2009年10月11日のニュース