藍24位浮上!トップ10射程圏内

[ 2009年9月14日 06:00 ]

 USLPGAツアーのP&Gアーカンソー選手権第2日は12日、米アーカンソー州ロジャーズのピナクルCC(6244ヤード、パー71)で行われ、初日73位と出遅れた宮里藍(24=サントリー)が5バーディー、2ボギーの68とスコアを伸ばし、通算2アンダーで24位へ浮上。最終ラウンドでも3バーディー、1ボギーで4アンダーとし、2つスコアを伸ばした。宮里美香(23=フリー)は通算1オーバーの56位で辛くも決勝ラウンドに進出したが、最終ラウンドも苦闘が続いた。(ロジャーズ・宮下幸恵通信員)

 今の宮里藍には出遅れても巻き返せる強さがある。初日の出遅れもなんのその、5バーディーを稼いで73位から24位へ急浮上。「トップ10も遠くない。いいモチベーションになる」と上位争いに目を輝かせた。
 午後から風が強くなり、多くの選手のスパイクマークでグリーンも荒れていたが、集中力を切らさなかった。「何度もキャディーにラインを聞いたので、惑わされることなくストロークできた」。インからスタートして12番でボギー先行も、15、18番で2メートルの下りのラインを沈めるなど好機を逃さなかった。
 今大会は宮里と3万3542ドル(約305万円)差の賞金ランク2位ペテルセンが欠場で、単独11位(賞金3万3964ドル)以上なら現在のランク3位から2位へ浮上する。最終日は3バーディー、1ボギーと2つスコアを伸ばした。

 ≪美香 予選通過もパット不調≫宮里美はパットの距離感が合わず通算1オーバーに後退した。3パットのボギーが2回に、短いパットが3回もカップに蹴られた。56位で予選は通過しても「悔しい。不満の残るラウンドです」と反省し、ホールアウト後はパッティング練習に時間を費やした。追い上げを誓った最終日もスコアを伸ばせず2バーディー、5ボギーの通算4オーバーでホールアウトした。

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2009年9月14日のニュース