野口「少しずつ光が…」来春復帰へ手応え

[ 2009年9月14日 06:00 ]

記者の質問に答える女子マラソンの野口みずき選手

 女子マラソンの野口みずき(31=シスメックス)が13日、長野・菅平高原でシスメックスの藤田信之監督が主催する陸上教室に参加し、初めて復活への手応えを口にした。昨年の北京五輪を左太腿肉離れで欠場して以来ケガを繰り返していたが、現在は20キロ走ができるまで回復。「走り込みを始めて1カ月。痛みはほとんどない。長いトンネルから少しずつ光が見えてきた」と話した。

 藤田監督は、7月中旬の検査で足の炎症の痕跡が消えたと説明。レース復帰について「来春にハーフマラソンとかに出せれば」と話し、11年世界選手権(韓国・大邱)の代表選考会となる来冬の国内マラソンを目標としていることを明かした。8月のベルリン世界選手権での尾崎好美(第一生命)の銀メダル獲得に刺激を受けたという野口も「今はロンドン五輪で頑張りたいと言える」と力強く話した。

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2009年9月14日のニュース