男子100メートルでゲイが9秒88でV

[ 2009年9月14日 06:00 ]

 陸上の世界ファイナル第1日は12日にギリシャ・テッサロニキで行われ、男子100メートルはタイソン・ゲイ(米国)が9秒88で優勝し、アサファ・パウエル(ジャマイカ)が9秒90で2位だった。世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)は13日の200メートルに出場する。女子棒高跳びはエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が4メートル80で圧勝。同200メートルはアリソン・フェリックス(米国)が22秒29で制し、サーニャ・リチャーズ(米国)が同タイムで2位になった。

 <男子100メートル パウエルを逆転>先行したパウエルをゲイが最後に逆転した。4日のゴールデンリーグ最終戦では逃げ切られただけに、ゲイは「最後まであきらめずに走った。勝てて本当にうれしい」と自信を取り戻した様子。パウエルは「予期していなかった。80メートルでこのレースはもらったと思ったのに」と悔しがった。

 <女子棒高跳び イシンバエワ世界新ならず>イシンバエワは4メートル70で優勝を決めた後、4メートル80を3度目でクリア。さらに、自身の世界記録を1センチ超える5メートル07にも3度挑戦した。世界新はならなかったが、「観客のために」シーズン終盤の疲れた体にむち打って跳躍を続けた。ベルリン世界選手権は記録なしに終わったが、約2週間後に5メートル06の世界新をマーク。「自信過剰になっていた」と謙虚な第一人者の時代は来季も続きそうだ。

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2009年9月14日のニュース