男子危機感も具体的な巻き返し策決まらず

[ 2009年9月14日 06:00 ]

 全日本柔道連盟の男女強化委員会が13日、埼玉・上尾市内で行われた。先月の世界選手権(オランダ)で金メダル0に終わった男子は、約2時間の話し合いを行ったが、具体的な巻き返し策が決まらず。吉村和郎強化委員長は「今までと同じ強化なら同じ結果になる」と危機感をあらわにしたが、篠原信一監督は「体力面から強化するしかない。練習内容をより厳しくして、ついてこられない選手はサヨナラ」と話すにとどまった。また、講道館杯(11月、千葉)に世界選手権代表全選手の出場を義務づけることや、来年から海外の国際大会に英国留学中の井上康生特別コーチを常時帯同させることを決めた。

 ≪福見らV3選手は講道館杯出場を免除≫女子の強化委員会では、世界選手権で金メダルを獲得した48キロ級の福見友子(了徳寺学園職)ら3選手に対し、講道館杯出場を免除することを決めた。世界選手権で右手甲を負傷した57キロ級の松本薫(帝京大)は帰国後の検査の結果、骨折が判明し、7日に手術したことも報告された。また、この日終了した全日本ジュニアの52キロ級で準優勝した白帯の山本杏(神奈川・六角橋中)を、講道館杯に推薦することも決まった。

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2009年9月14日のニュース