藍、我慢続きも粘った

　宮里藍が抜群の安定感をみせている。いまひとつ調子が上がらない中、雨風が吹く難しいコンディションの最終日に６９と粘り通算４アンダー。前日の２４位から１０位まで上げ、６大会連続で今季１１度目のトップ１０入りを果たした。

　出だしの１番で５メートルを沈めてバーディー発進したが、２番（パー５）で３パットのボギーとしてからは我慢のゴルフが続いた。９番のパー４で１メートルにつけてバーディーを奪ったが、後半も再び我慢が続く。終盤は１６番で４メートル、１７番では２メートルのパーパットを沈め、最終ホールにつなげた。
　１８番のパー５は残り２３５ヤードを３番ウッドで１２メートルに２オン。「入ればベスト１０入りできる」と狙ったイーグルパットこそ外したが、きっちりバーディーで締めくくると、“結果”もついてきた。
　賞金女王レースでは優勝した申智愛に抜かれて４位に後退したが、次週は２０人だけが出場できるサムスン選手権に参戦。「来週は集中力が欠けないよう、明日は一日ゆっくり休養して気分転換も必要」と大試合に臨む意欲をみせた。（共同）