ワセダ16トライ!106-0で圧勝

[ 2009年9月14日 06:00 ]

<早大・成蹊大>成蹊大のディフェンスを蹴散らし、突進する早大・坂井(中央)

 関東大学ラグビーの対抗戦グループは13日、各地で3試合が行われ、昨年2位の早大は16トライの猛攻で成蹊大に106―0と圧勝した。昨年初優勝した帝京大も立大を45―0で下し、慶大も34―3で筑波大に快勝。リーグ戦グループは開幕して2試合が行われ、8月の合宿中に部員約50人が新型インフルエンザを発症した関東学院大が中大を47―0で下した。

 中竹監督が会心の笑みを浮かべた。「監督として4回目の開幕戦でベストだと思います。満足しています」。早大が開幕戦で完封勝ちしたのは06年の青学大戦(97―0)以来3年ぶり。100点差以上で相手を0点に抑えたのは02年の東大戦(156―0)以来、7年ぶりだった。

 猛攻の立役者となったのはSO山中(3年)だった。前半6分の先制トライを皮切りに自ら5トライ。99―0の後半ロスタイムには、ハーフウエーラインから絶妙のグラウンダーキックでCTB村田のトライを生みだし得点を“大台”に乗せた。「2年ぶりの対抗戦優勝へ順調なスタートが切れた」と胸を張った。

 1年から不動の10番として活躍も、5月の慶大との招待試合で体を張ったプレーができず、Bチームへ降格。「Bチームでは自分がリーダーシップを取らなければいけなかった」。精神面に加えて課題だったディフェンスも成長し、司令塔としてたくましくなった。昨季の大学選手権優勝メンバー6人が卒業し、中竹監督は「今年は危機感を持っている」と話すが、自らの活躍で不安を打ち消した山中は「まとまっているチームなので大丈夫」と言い切った。

続きを表示

2009年9月14日のニュース