野村「イメージできない」去就“白紙”強調

[ 2008年9月16日 06:00 ]

 北京五輪の柔道男子60キロ級代表から落選し、去就が注目される野村忠宏(33=ミキハウス)が15日、今後について“白紙”を強調した。この日、成田空港で行われたイベントに参加。断裂していた右ひざ前十字じん帯を今年4月に手術した野村は「もう一度戦いたい気持ちはあるけど、柔道をやっているイメージができない。ひざが世界一を目指せるような状態になったら」と話した。

 平岡拓晃(23=了徳寺学園)が北京で初戦敗退した直後、一部の全日本柔道連盟関係者が野村の現役続行を明言。しかし、この日の野村は「20分くらい走っただけで(ひざが)腫れる状態では」と揺れる心境を吐露。「(目標を)考えてもしんどいし、今はリハビリを一生懸命やっている」と話した。打ち込みは今月中にも再開する見通しというが、乱取りなどの本格的な練習再開は「まだ当分先になるでしょう」とした。

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2008年9月16日のニュース