相撲協会 外部から初の役員招へい決定

[ 2008年9月16日 06:00 ]

理事会の決定事項を報告するため、評議員会に臨む武蔵川理事長(右から2人目)ら

 日本相撲協会は15日、両国国技館で臨時の理事会と評議委員会を開き、外部から親方以外の役員を招へいすることを決めた。外部役員については一連の不祥事を受け、監督官庁の文部科学省から今月中の導入を求められていた。

 この日は協会の規則が盛り込まれている寄付行為のなかで「役員の定数」が定められている第19条を改訂。理事の定数「7~10名以内」を「9~13名以内」に、監事については「2名または3名」から「3名以内」とした。規約改正で外部から最大で理事3人、監事3人が加入できることになった。それに伴い従来の監事には「副理事」(仮称)の新ポストを用意するという。

 今後人選を行い、秋場所中の臨時理事会で新理事が決定する運びだが、理事の資格や選出方法などの規約改訂は行われておらず、早急の対応が求められる。

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2008年9月16日のニュース