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【旅ヂカラ漫遊記】大政奉還から150年…志士たちが見た二条城の優雅さ今も変わらず

松平容保の本陣として使用された金戒光明寺。参拝客が引きも切らない
Photo By スポニチ

 徳川幕府が政権を返上した大政奉還から150年。幕末維新ともいうべき激動の時代の足跡をたどろうと、舞台となった京都を訪ねた。3月末まで開催中の「京の冬の旅」キャンペーンで特別公開されている寺院などゆかりの地を巡ると、徳川慶喜や新選組などの息づかいが聞こえてきそう。嵐山で見つけた温泉にも入って“幕末の京都”を楽しんだ。

 大政奉還から150年後の今も幕末の名残をとどめる京都。まずは特別公開中の「金戒光明(こんかいこうみょう)寺」へ向かった。薩摩・長州藩中心の尊王攘夷(じょうい)派を取り締まる京都守護職に任命された会津藩主・松平容保の本陣跡で、新選組が誕生した場所。容保が近藤勇らと謁見(えっけん)した「謁見の間」や、容保の遺墨、藩士の鎧兜(よろいかぶと)など会津藩ゆかりの寺宝を目にすると、なぜか緊迫感が伝わってくる。

 新選組が境内を兵法訓練場として使っていたのが、壬生狂言の舞台である狂言堂を特別公開中の「壬生寺」。沖田総司が子供を集めて遊んだなどという逸話が残っており、一角にある壬生塚(参拝料100円)には近藤勇の遺髪塔や胸像、隊士の墓も。隣には新選組が宿所にした「八木家」(見学料1000円)もあり、隊士のかけ声が今にも響いてきそうだ。

 新選組などの幕府側と尊王攘夷派の激突は容保就任後も4年間続くが、両者間で戦(いくさ)が起これば欧米列強が入り込む隙を与えかねない。それを懸念した坂本龍馬の発想に基づき、土佐藩が大政奉還の建白書を幕府に提出。1867年(慶応3)10月、徳川慶喜は「二条城」で大政奉還を発表したのだ。

 二条城は今や世界遺産で、二の丸御殿(国宝)は江戸期の武家書院造りを代表する豪壮な御殿。大政奉還がなされた大広間一の間・二の間は狩野探幽ら狩野派による障壁画で飾られている。今も変わらぬ優雅さに、集まった重臣たちの姿が重なって見えるようだ。

 その後、討幕派は王政復古の大号令を発動。「京都御所」内の小御所で開かれた小御所会議で、慶喜の辞官と領地返上が決定。不服とする会津・桑名の藩兵らが挙兵し鳥羽・伏見の戦いへ突入したわけだが、京都御所は69年(明2)まで皇居であり、幕末の政局となった場所。天皇の居所だった清涼殿の前に立つと、“歴史の証人”にこれまでの史実に異論が出ている幕末維新の真相を問いかけてみたくなった。

 ≪疲れを癒やす「嵐山辨慶」の天然温泉≫ゆかりの地巡りの後は嵐山にもあった温泉で疲れを癒やした。聞けば京都市には天然温泉が18施設。うち6施設が嵐山に集中しているという。いずれも大正時代以降に発見されたもので、無色透明の不眠症などに効能があるという単純温泉。渡月橋が架かる大堰川沿いの嵐山温泉京料理旅館「嵐山辨慶」で日帰り温泉(食事付き税別5100円から)を利用したが、ヒノキの露天風呂に身を沈めるとアルカリ性泉のため肌がヌルヌル。美肌効果抜群の本格的な温泉だ。ほかに放射能泉の日帰りの湯や硫黄泉の旅館の湯などもあってバリエーションたっぷり。28日まで(一部3月20日まで)は、15施設で同市温泉観光活性化協議会による「温泉キャンペーン」を実施中。料金割引や特産品プレゼントなどの特典付きで、京都の温泉を楽しむなら今がチャンスだ。

 ≪「君の名は。」で人気「くみひも」手組み体験≫大ヒットアニメ映画「君の名は。」で人気の「くみひも」の手組み体験ができるのが「安達くみひも館」(入館料500円)。中島みゆきのヒット曲「糸」の歌詞と違い糸を斜め交差させて編むもので、体験は丸い台にぶら下がった4本の重り玉の付いた糸束を使用する。1時間でストラップ2160円など。キャンペーン中の今月19日、3月18日に特典付きの体験を開催する。要予約。

 ▽行かれる方へ いずれも京都駅からバスで15〜30分。車なら名神道京都南ICから35分。料金明記のない施設は入場料600円。特別公開の3月18日まではこれらを訪ねる定期観光バス特別コース(昼食・入場料込み9200円)を運行。問い合わせは京都市観光協会=(電)075(213)1717=へ。

[ 2017年2月8日 12:00 ]

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