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浦和“プレ金”7発!興梠ハットなど圧勝で暫定首位浮上

[ 2017年4月8日 05:30 ]

<浦和・仙台>試合後“KLM”の(左から)李、興梠、武藤は笑顔でポーズを決める
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 明治安田生命J1第6節は7日、2試合が行われた。浦和が仙台を7―0で下して暫定首位に立った。FW興梠慎三(30)がハットトリックを達成するなど、J1でのクラブ最多に並ぶ1試合7得点のゴールラッシュ。今季初の無失点で金曜日開催のホームを熱くした。広島はG大阪を1―0で退けて今季初勝利。G大阪は今季初黒星を喫した。

 怒とうのゴールラッシュだ。前半だけでハットトリックを決めた興梠の活躍も序章にすぎなかった。武藤、李、柏木が続き大量7得点。ペトロヴィッチ監督は「7点も取ったチームにコメントなんてないよ」と笑いが止まらない。興梠のハットトリックは09年のエジミウソン以来、7得点はJ1でのクラブ最多得点に並んだ。記録ずくめの圧勝となった。

 前半20分に興梠のヘッドで先制。「早い時間で取れて、あの1点が大きかった」と振り返った一撃で火が付いた。決して攻撃の手を緩めないのはバイエルンMの魂が手本だ。2月25日、ハンブルガーSVから8得点した試合はチームで何度も見た。今季公式戦は10戦33得点。リーグ戦は6戦20得点で1試合平均3・33点は、J1が18クラブ制で延長なしの現行スタイルとなった05年以降最多だった06年の川崎F(2・47得点)を大幅に上回る。驚異の年間113点ペースだ。

 「不敗神話」も止まらない。前半29分には武藤が縦の突破から右足で豪快なミドル弾を決めた。「個人で決めるゴールが今季のテーマ。自分で運んで決めることができた」と胸を張った。11〜14年まで在籍した古巣・仙台とのホーム戦は3戦3発。浦和移籍後、武藤がゴールした試合はこれで24勝2分けとなった。

 浦和版プレミアムフライデーと銘打ち、場内のグルメコーナーを充実させるなど集客作戦も実施した一戦。後半2分には李も5得点目を決め、今季リーグ戦2度目の「K(興梠)L(李)M(武藤)」がそろい踏み。守備陣もリーグ戦初の完封で勝利に花を添えた。GK西川は「ハーフタイムも誰一人、気は緩んでいなかった」と話す。勝ち点を13に伸ばし、暫定ながら首位に浮上。年間100点ペースの攻撃陣に取り戻した堅守。今のレッズに死角はない。

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